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ヘルスケアにおけるバイオエレクトログラフィック手法

ヘルスケアにおけるGDVの実用性を検討するために、2009年でアメリカで行われた実験を紹介します。

まず、GDVの主要なパラメータの信用性、再現性を検証するために、病気の無い健康な状態だとされる130名のGDV測定がされ、以下の3つの主要パラメータを算出しました。

①発光面積(Integral Area:IE)
②活性係数(Activation Coefficient:AC)
③エントロピー(Integral Entropy:IE)

GDVは、これらのパラメータの標準域を以下のように規定されています。
IA -0.6~1.0
IE  1.0~2.0
AC  2.0~4.0

今回の実験で130名のGDV測定から算出された3つのパラメータの平均値は以下の通りです。

AC 1.9

フィルタ無し平均値
IA 0.30
IE 1.99

フィルタあり平均値
IA 0.11
IE 1.98

IA、IEはパラメータの正常域と定義されている範囲内であり、ACは非常に近い値を示していることから、GDVのパラメータの信用性が認められました。

次に、130人の中で病気に罹るリスクを持っている2人と、持っていない3人とをGDV Diagramで比較しました。
*リスクを持っている2人:1日に20本煙草を吸う喫煙習慣のある人・ホルモンバランスが崩れている人

ファイル 58-1.jpg

ホルモンバランスが崩れている人は、目や耳、鼻、あごの洞、顎、歯、のど、気管、喉頭、甲状腺、および脳の部位の測定値が突出しています。
また、喫煙習慣のある人は、咽頭や甲状腺、また呼吸器の部位の測定値が欠損しています。

先行研究から考えても、標準域を越えて異常な数値が出ている人は、病気を発病するリスク抱えている可能性が指摘されています。

以上の結果から、GDVはヘルスケアにおける実用の可能性が認められました。

【文献】
タイトル Bio-electrographic Method for Preventive Health Care
著者   H. Cohly, N. Kostyuk, R. Isokpehi and R. Rajnarayanan

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    ファイル 58-2.jpg

    http://www.gdv.jp/