Entry

水は何色だろうか

コップに入れた水は無色透明なのに対し、海や湖は青く見えたり、黒く見えたりすることもあります。

ファイル 66-1.jpg
http://naturanon.exblog.jp/11457484/
コップの水

ファイル 66-2.jpg
http://toshi7toshi7toshi5126.ti-da.net/e2848443.html
青い海

ファイル 66-3.jpg
http://photozou.jp/photo/show/263824/25710022
黒い海

 これらの色の違いが生じる原因は、太陽の光と発色の関係にあります。太陽の光をプリズムに通すと、赤や橙、黄色、緑、青など、様々な色に分けられます。これらの色が混ざり合い、重なり合って、太陽の光は無色になっています。

 海や湖が青く見える大きな原因は、水分子が黄色や赤付近の光を吸収し、補色である青緑色の光が水中のゴミやプランクトンなどに散乱されて水面に出てくるからです。

 ゴミやプランクトンの少ない海は、透明度が高いために反射して返ってくる光がほとんど無く、結果的に黒く見える海になります。