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ヨーガ (アーサナ)

書店に行きますと、ヨーガの本がたくさんありますし、
ヨーガを教えてくれる教室もたくさんあります。

私は、どこかのヨーガ教室に通ったことがあるわけでは
ありませんし、長年、本を読んで自分なりにヨーガをしてみた
結果、ヨーガの効果を実感します。

ヨーガは、健康、美容、しいては人生の自己実現にまで、
役に立つものだと思います。

ヨーガは、高度な哲学としては究極の自己の本質を体現
することにありますが、本来有する最高の自分、
自然体の自分に戻ることを目的としてるといえます。

まず、日常生活の中で、自分自身の心身に不利益なことを
止めて、利益のあることをするという生活規範から
始まります。

この生活規範を土台としながら、身体の行法として、
アーサナと呼吸法をおこないます。

アーサナは、姿勢を正しい、柔軟かつ活力のある身体を作る
ことを目的とします。

そのため、主に前屈、後屈、捻りの動きで構成されていまして、
いろいろな種類があります。

具体的な内容に興味がある方は、書籍をご参考してみてください。

アーサナは単なる柔軟体操ではありません。

私も初期の頃は、本のポーズを見よう見真似で、
力ずくで筋肉を伸ばしていましたが、
一定の段階から柔らかくなることができず、
効果も限定的に思いました。

このように、見よう見真似で、力ずくで姿勢を作るというのは、
頭で考えたことを、体に押し付けていることになることがあります。

そのため、実際の体の状態や動きと矛盾する場合があります。

ですので、自分自身の体をよく観察して、体にどのように
動かしたらよいかを聞きながら行うことが重要となります。
この時、ゆっくり呼吸を合わせながら、集中して行うことに
なります。

体を観察して、体に聞くとは、少し前の記事に書きました
「感じる力」に通ずるところがあります。

初心者は、姿勢を決めることが目一杯のため、自分自身の
体の状態を観察する余裕がないかもしれません。

熟練した先生に見てもらえば、自分では気づけない姿勢の歪みを
指摘していただけ、どのように改善すればよいか教えてもらえ、
非常に早く上達できるのではないかと思います。

私は誰にも見てもらう機会がないため、自分自身の体に聞きながら、
また重力に沿うことを指針にしながら、アーサナをするのを心がけています。

私はこの重力に沿うというのは重要なことではないかと体験上感じます。

ずっとアーサナを続けていますと、体の状態がいろいろとわかるように
なります。

どのようなときに体のどの部位が硬くなったり、歪んだりするかなどが
わかるようになります。

この観察は、いろいろな方のGDVの測定データを見る場合に通ずるところが
あります。

私はヨーガの進歩は自然に沿うことだと考えます。

アーサナで姿勢を整え、柔軟な体になりますと、
自然と、呼吸も整います。呼吸が整えば心も安定します。

本来、アーサナは、高度な精神中を長時間し続けることが
できる体作りを目的としています。そのため、ビジネス、
スポーツ、勉学などの長時間の集中が可能となり、
結果につながるところがあります。

私は、諸事をなす上での土台は、集中、意志力、心のコントロール
だと考えます。