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伝統医学

 GDVの解釈の方法の一つに、東洋医学やアーユルヴェーダの理論があります。これらの分野は、現代医学や生理学から見ると、理論が科学的かと言いますと、そうは言い難いところがあります。これらは、現象論や経験論から構築されているところもあり、現代科学から見ると、どちらかと言うと、哲学に近いところがあるのではないかと思います。
 私は、現代医学の有効性、重要性を、よく認めていますが、現代医学の補完として、また、私たちの生活の質の向上において、東洋医学やアーユルヴェーダなどの伝統医学を試し見る価値はあると考えます。
 伝統医学は、その診断や施術をおこなう人の技量に大きく依存するところがあり、現代医学に比べて、当たりはずれが大きいように見えます。何かの技術を習得する上で、個人差はありますが、その人の経験と考察の量に比例して、技量が向上するところがあると思います。これは、伝統医学においても同じだと思います。
 私自身、この経験や考察にかかる時間を、GDVの使用により、効率性を上げることで、短縮できるればと考えるところがあります。GDVは、数値化できるため、診断や施術の経験を客観的に考察していくことが可能になり、またデータとして多くの人が共有できるという点で、伝統医学の技術の向上性、技術の体系化に貢献できる可能性があります。