Entry

GDVの使用分野

 GDVは、病気の診断がきでるのかどうか、医療機器としての可能性についての御質問をされる方があります。GDVは、様々な病気、心電図や脳波などの他の生理測定機器との相関性は既に知られています。現代医学や生理学の範疇で扱う場合、病気との相関性はありましても、現在のところ、GDVだけで、その病気の有無の診断は不可能ですので、医療機器としての使用は難しいところがあります。

 GDVは、人体の生理学的意味合いからは関係性がありますが、GDVの使用分野は総じて、現代医学とは別の観点、クオリティ・オブ・ライフ (Quality of Life, QOL) という、生活の質や幸福度、心身の機能性、快適さなどに関連した分野での使用を前提にしております。これは、GDVの機器の特性と理論を基に、前提を定義づけています。

 多くの企業や大学の方とお話をする機会がございますが、クオリティ・オブ・ライフにおける評価方法、現代医学を補完する技術として求められているものとして、GDVは、非常に有効なケースがあります。

 クオリティ・オブ・ライフ の評価方法は、難しいケースが多くあります。これは、人の心や感性面に関係するところがあり、個人差が非常に大きいところがあります。また、快適さやリラックスという言葉を一言で言いましても、評価する方法は難しいことがあり、電図や脳波などの生理測定する機器の場合、身体に電極をつけること自体が生体へのストレスとなり、また測定時間が長くなることもストレスとなり、正しい評価が難しくなるケースがあります。GDVは、電極をつける準備などが必要もなく、短時間、簡単に測定することが可能で、 個人差の大きい心や感性に関して、比較的モニタリングがしやすいところがあります。現在、多くの企業が参入しています、医療分野とは異なる

 健康産業、ウエルネス分野などでは、商品開発からお客様へのサービスの提供の一環として、GDVは大きな可能性があると考えています。日本国内では、既存の生理測定機器との相関性、GDVの理論を考慮にいれ、GDVの独自性を活かした使用方法をご提案させていただいています。

 比較的大きな企業に導入される場合、研究部門から販売部門まで、一貫してGDVを導入されるケースが多くあります。開発研究段階における測定ツールとしても使用され、また販売店などの現場における、お客様への商品やサービスを提供する上での指標としての測定機器としても可能だということになります。

 参考ですが、GDVは、生物物理学の分野から見ますと、生物フォトンという、更に詳細な観点から検討することができますが、この研究は、医学や生理学の分野での実用は、まだ先の話となりますが、GDVの研究や実用の可能性において、重要な内容と考えております。

よくある問い合わせ

 GDVのよくある問い合わせとして、自社の商品やサービスの効果効能を測定したいという問い合わせがあります。
 企業にとっては、開発中の商品や現在取り扱っている商品が、人体にどのように影響を与えているかを確認することは、重要なことだと思います。
 大手企業の場合、たいてい、研究に部署をもたれるか、大学の研究室と提携されているので、自前で検証実験をおこなうことができます。ですので、GDVに関して求められる内容は、既存の機器とは別の側面から検証したい場合、または、お客様へのサービスの一環として導入されます。
 中小企業の場合、専門知識もなく、自社で検証実験をおこなうことが難しいことが多く、この検証実験にGDVを使用したいというケースが多くあります。
 人体への影響、また効果効能を評価することは、簡単ではなく、内容や目的に即した検証実験のモデルを組み立てる必要があります。
 GDVは、このモデルの中の一つの測定方法にしかすぎませんので、内容に応じて、他の生理測定方法を使用する必要があります。
 弊社では、お客様への提供する技術やサービスを可能な限り、有益にするために、大学の医学部や健康科学研究室などと提携しまして、内容に応じて、大学に委託できる体制をとっております。
 GDV自体は、予備実験のような形で、GDVで測定をしてみて、変化が見られるなら、本格的な検証実験に入る、実験モデルの中の一つの測定方法としてGDVを使用することができます。
 GDVは、いろいろな側面から見ることができるのですが、例えば心電図が専門の先生など、生理学を理解されている先生なら、大まかな内容はすぐに理解されます。GDV技術の細かい内容は抜きにして、既存の測定機器と同じ内容しかわからないとしましても、測定の利便性などにより、実験モデルの幅が広がる可能性があります。
 弊社では、問い合わせをいただくお客様から、よく内容をうかがった上で、より良い商品やサービス作りのお手伝いができましたらと、日々、心がけております。

弊社のお客様へのGDV導入の心がけ

 弊社の方針として、GDVを導入するお客様とは、密なコミニケーションを取ることを心がけています。
 機器の特性上、機器を販売すれば、それで弊社の役割が終わりというわけではありません。各お客様が機器を購入され、講習会を受けられ、一通りの操作を習得した後、使用される現場にて、初めて気づかれる疑問や課題も多くあります。
 そのため、お客様とは、導入前、導入後共に、よく話をいたしまして、目的や使用分野に応じた導入の計画、導入後のサポートをおこなっています。
 GDVは、現在進行形で進んでいるところもありまして、国内外の情報を、逐次、お客様に提供するようにしています。また、GDVに関するお客様からの情報や提案は、内容に応じて、日本の全てのGDVを使用されている方にお役に立てるよう情報を共有するシステムをとっています。
 GDVを購入された全てのお客様を対象として、機器の使い方について学ぶGDV講習会(ベーシック)を実施しています。
 この講習会は、個別または少人数で実施しており、ニーズに合わせて、わかりやすい説明をさせていただいています。
 また高度な専門技術の習得をご希望の方は、GDV講習会(アドバンス)の受講をご準備させていただいており、企業様等でのシステムとしての導入、研究開発などでの使用をご希望の場合、個別に対応させていただいています。

私たちの事業運営の指針“対話”

 私たちREIMEIの事業運営の根本的指針は、”対話”です。
 この”対話”は、人と人との言語を通したコミュニケーションという意味合いより、広義の意味を持たせ、対象をありのままに受け入れ、理解して、お互いが通じ合えるという意味で使用しています。
 ここでの”対象”とは、他人だけではなく、自分自身の心と身体、また外的環境の自然も含めています。
 現代人は、とにもかくにも、心が世話しなく、自己の見識や観念から物を見がちではないでしょうか。一度、心と思考を静めて、まずは対象の存在を見えるがまま、感じるがままに受け取って見ることから始めることも重要だと思います。
 識別という思考になれた現代人にとっては、ただ無思考に感じるという、この姿勢は難しいかもしれません。
 そこで、対象への”尊重”や”感謝”を考え、育むことで、この受容の精神を持ちやすくなると思います。
 この受容の精神を育むことができるなら、多くの気づきや変化の認識が生じ、”生命”や”自然”という存在の実感、他者や自然との”共生”を実感することができると考えます。
 私たちは、日々、GDVを通じて、いかに対象を理解して、活かすことができるかを考えておりますが、このスタートは、受容の精神を伴う”対話”にあります。

Page

  • Newer
  • Older