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腸内浄化

 お客様から、「末期癌の患者は、善玉菌が全くなくなり、悪玉菌ばかりなる」という話を聞く機会があり、腸内環境の重要性を教えていただく機会がありました。以前、便秘による腸内の老廃物の蓄積は、万病の元と聞いた記憶を思い出し、事務所にあります腸内環境と健康の関係性を書いた本を2冊ほど読んでみました。

 その中には、腸内の便の蓄積による身体への悪影響について書かれていました。早速、医学部出身の友人に、このような内容を聞いたところ、大学では習ってないと回答がありました。

 私自身、腸内を洗浄をする具体的方法として、器具を使用した浣腸、アーユルヴェーダにあります塩を入れて温水を飲む方法があることを知っていましたので、アーユルヴェーダの方法をおこなってみました。検索エンジンで、”アーユルヴェーダ 腸内浄化”と入力しまして、検索すれば、具体的な方法を書いたホームページが出てきます。私が取りました方法は、人肌ぐらいのお湯に塩を入れて、海水ぐらいの濃さにした塩水を、飲めるだけ飲みます。特に量は決めていません。腸の動きを活発にするため、アーユルヴェーダでは、飲んだ後に、ヨガのアーサナをおこないます。お腹の中に塩水が入った状態で、アーサナをおこなうのは大変かもしれませんので、アーサナをおこなわず、塩水を飲むだけでも、下に降りてきて、便と一緒に排出されます。これによって、腸内にある便と塩水が一緒になって排出され、腸内に溜まっている便が排出されます。塩水が降りてくるまで、30分~2時間くらいかかります。降りてくるスピードは、日により違うのですが、腸内に溜まった宿便の量や腸の動きに関係していると思います。塩水が降りてきて、腸内が動き始めますと、便意をもよおし、何回かトイレにいくことになります。

 また、腸内洗浄をするときは、12時間くらい何も食べていないときに、おこなうのが効果的と記載しているものを読んだことがありますが、私の経験上もそうで、塩水が降りやすくなるからだと思います。
 私が思う以上に、腸内洗浄は効果がありまして、体験した効果について、以下に書いてみます。

・ 身体が軽くなる
・ 肌が綺麗になる
・ 白髪が減り、髪の毛にツヤが出てきた
・ 身体の四肢に力が入るようになる
・ 味覚が変わり、嗜好品や肉などが食べたいと思わなくなった

健康

 事業活動に関係しまして、いろいろな方のお話を聞いたり、様々な健康商品を見る機会があります。また、私たちの事業コンセプトに合致する分野の勉強は、日々、心がけております。
 このような中、あくまでも私見ですが、私が深く観察したり、実際にやってみて、役に立ちそうだと思われる内容については、皆様のご参考になるのではと思い、このカテゴリーを作りました。
 ご興味があられる内容がありましたら、専門の方が指導された詳細な内容を一度お調べになられて、日々の御健康にお役に立ちましたら幸いです。また、これに関連して、良い情報がございましたら、ご一報願えましたら、私たちも参考にさせていただきます。

懸滴法によるGDVの水測定

 GDVで水を測定する場合、以下の三種類の測定方法があり、溶液の特性に応じて使い分けます。

●シリンジを使う測定方法
●プレートを使う測定方法
●ガラス管を使う測定方法

水を測定する場合はシリンジを使うことが多いです。

シリンジを使う測定方法

ファイル 53-1.gif

 シリンジを使う測定方法は、懸滴法・液滴法と言われます。水は表面張力が大きいので、シリンジから水滴を出してもなかなか落下しません。懸滴法の場合は、シリンジから出した半球の水滴に電磁場をかけることで生じる発光現象を測定します。

▼20%の塩化ナトリウム水溶液の発光画像

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▼上記画像を、明るさ別に色分けした画像

ファイル 53-3.jpg

▼20%の塩化ナトリウム水溶液の発光動画

http://gdv.reimei.tv/water-blog.avi

動画での測定は、静止画測定より多くの情報を得ることが出来ます。

米国物理学協会で発表されたGDVの文献

 12万人以上が所属している大規模な物理系学会である米国物理学協会の応用物理学学術雑誌に、2001年・2004年にGDVの文献が発表されました。

2001年
●Concentration dependence of gas discharge around drops of inorganic electrolytes

2004年
●Time dynamics of the gas discharge around drops of liquids

 2001年に発表された文献では、発光パラメータの数学的な導き方、様々な濃度の溶液の発光パラメータの解析について、2004年に発表された文献では、懸滴測定方法における動画測定による発光パラメータの計時変化が研究結果が報告されました。
 両文献とも、GDVによる水の測定に関する基本的な内容が論じられており、GDVの科学的な考察をする上で重要な文献です。

水の比誘電率

 物質に対し、外から電場をかけると物質内部に電荷の偏りが生じます。この現象を誘電分極といいます。誘電分極は二種類に分かれます。

ⅰ)電子分極
物質内の電子や原子核が外からの電場によって僅かに移動する分極
ⅱ)配向分極
分子内にある永久双極子が外からの電場によって回転し、配向が揃う分極

 分極の大きさは、比誘電率を用いて表すことが出来ます。水の比誘電率は約80であり、他の物質に比べて非常に大きい値を示します。

 GDVで水を測定する際、シリンジから水を懸滴する測定方法を採用する場合は半球の水滴が電磁場に暴露され、水滴内で分極が発生します。GDV測定結果は、分極作用と強く関係することが、GDV基本書にも掲載されています。

参考
<タイトル>
基礎からわかる水の応用工学
<編集>
日本学術振興会「水の先進理工学」に関する先導的研究開発委員会

<タイトル>
現代界面コロイド化学の基礎 原理・応用・測定ソリューション
<編集>
日本化学会

吸着とGDV測定

吸着

 ある物質を水に溶かした時、その物質は液体界面か、液体内部に分布することになります。界面に分布することを正吸着、内面に分布することを負吸着と呼びます。例えば、純水に塩化ナトリウムを溶かした場合、塩化ナトリウムは純水内部に分布します。溶質が無機塩の場合は負吸着になるからです。この場合、界面は純水に近くなります。

GDVによる無機溶液測定

 GDVは、測定物に0.5秒間の電圧をかけ、瞬間の放電状態を測定する「静止画測定」と、最大で32秒まで測定物に電圧をかけ続けることが出来、放電状態の計時変化を測定できる「動画測定」があります。
 GDVを使用し、様々な研究者が静止画測定・動画測定を行い、異なった種類・濃度の無機溶液を測定しています。溶液の測定に関して、静止画測定では違いが検出されなかった溶液の比較において、動画測定で違いが検出されるという特徴があります。

ファイル 47-1.jpg

 上記は、2004年の応用物理学会で発表された文献に掲載されている同濃度の塩化ナトリウムと塩化カリウムの発光面積の計時変化です。0.5秒の静止画測定ではこれらの違いは検出されませんでしたが、8秒間の動画測定をした場合、0.3~6秒の間で統計的有意差が検出されました。

静止画測定では検出されない無機溶液の違いが、動画測定で検出されることは、興味深い内容です。
最初、負吸着によって溶質が分布されていなかった界面に電圧をかけつづけることによって、溶質分布の移動が発生し、発光面積に影響を与えた可能性が考えられます。

参考
<タイトル>
Time dynamics of the gas discharge around drops of liquids
<著者>
K. Korotkov, E. Krizhanovsky, and M. Borisova
D. Korotkin
M. Hayes, P. Matravers, K. S. Momoh, P. Peterson, K. Shiozawa, and A. Vainshelboim
<所属>
University of ITMO, Concordia University, Aveda Corporation
〈出典〉
応用物理学会(2004年)

生物と非生物

 ロシアで作成されたGDVの研究資料の一つに、死んだ人を測定した研究という珍しい報告資料があります。”生きている人”と”死んでいる人”の違いは何か、これは、”生命とは何か”という、科学や哲学における根本的命題に通ずるところがあり、この報告資料は、非常に興味深いところがあります。

 この実験は、様々な死因の人を対象に、死後3日間、一定の時間ごとに、GDVを測定しています。亡くなられた方を測定しても、普通に指から発光した画像を撮る事ができます。

 単純に考えられ方は、死んで生命活動が停止しているのに、なぜ生体のエネルギーの反応があるのかと、お考えになられるかもしれません。

 死んだ後も、死後変化として、自己融解や腐敗現象などとして、体内では化学反応が続いているため、GDVで測定をしても、発光現象を見ることができると考えられます。

 報告資料のデータから、総じて言えることは、”生きている人”に比べて、”死んでいる人”は、発光に関する”秩序”や”規則性”がないということです。これを見ていますと、生命とは、一つのシステムや体内環境を維持し続けられている状態なのかなと考えさせられます。

抗電磁波クリームを顔に塗布した際のGDV測定

 電磁波がヒトに与える影響を調べるため、アメリカにある世界的に有名なコスメ会社であるエスティーローダー研究チームが開発した抗電磁波クリームを用い、40名以上の被験者でGDV測定をされた事例があります。

 PCの電源をオンにした状態、オフにした状態でのGDV測定値の比較、抗電磁波クリームを顔に塗り、PCの電源をオンにした状態での測定、更にはクリームの効果に男女差があるか等、様々な条件で測定され、抗電磁波クリームの効果をGDV測定値から検証されておられます。

 なお、この実験でのGDV発光面積の大きさは、
PC電源オン+抗電磁波クリーム>PC電源オフ>PC電源オン
になりました。

〈参考〉
タイトル
Effects of exposure to electromagnetic fields from computer monitors on the corona discharge from skin
著者名
Cioca G., Korotkov K., Giacomoni Pu., Rein G., Korotkova
所属
New Venture Technologies, Estee Lauder Companies, Melville, NY, USA
University of ITMO

生体リズム

 GDVの研究のテーマで進めてみたいと思うものが、生体リズムとの関係性です。今のところ、生体リズムにおけるGDVの測定データの相関性に関する研究資料は、見たことがありません。人は、生命活動をおこなう上で、一定のサイクルや周期性を有しています。
 この周期性は、秒単位なら心臓の活動リズム、時間単位でホルモン分泌、一日単位なら、体温や睡眠、月単位なら女性の月経などがあります。
 この周期性が乱れると、心身の不調や病気の発症などの原因となります。
 私達は、本来の自然に適応したリズムによる生活や活動をおこなうことは、重要だと考え、その一環として現在調べてみたいものが、特に、GDVのデータとサーカディアンリズム(24時間周期変動)の相関性です。

化粧品学におけるGDV技術の応用

 スパにおけるマッサージやフェイシャルエステ、頭皮マッサージ等による人の生理反応、香りを嗅いだ時の人の反応等、様々なシーンでGDVを使用することが出来ます。
 米国のアヴェダさんでは生体の測定だけでなく、エッセンシャルオイルや毛髪の測定もされています。例えば、カットされたばかりの毛髪と、そうでない毛髪の発光量、発光強度の違い等、様々な条件における毛髪のGDV測定をされ、研究に利用されておられます。
 人は香りに対し慣れることが出来ますが、人の精神状態や香り物質によって慣れるまでに時間がかかるものもあります。
香りを嗅いでからの時間の経過によるGDVの測定値より、被験者が香りに対しどのような生理反応の変化をするのかを調べることが出来ます。

〈参考〉
タイトル
GDV technology applications for cosmetic sciences
著者名
Vainshelboim, A., Hayes, M., Momoh, K.S., Raatsi, C.
Peirce, S., Korotkov, K., Prijatkin, N.
所属
Aveda Corp., Blaine, MN, USA
University of ITMO
出典
米国電気電子学会(IEEE)

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