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GDVの測定パラメータ

 科学として研究する場合、GDV Scientific Laboratoryというソフトを使用されています。このソフトは、発光の面積、発光の明るさ、発光の形などを、各パラメーターごとに数値化するソフトです。

 全ての学術的なGDVの論文は、このパラメーターを使用しています。GDV Scientific Laboratory以外の全てのソフトは、このパラメーターを基に、独自の解釈を加え、各専門分野の実用性、利便性を重視して開発されたソフトです。

GDVの測定で使用される主なパラメーターは、以下のものとなります。

1 Area
発光面積
2 Area normalized
発光領域と指などの内円の領域の比率
3 Average intensity
発光の明るさ
4 Number of fragments
主要の発光部から分離している断片の数
5 Form coefficient
形状係数
6 Entropy by isoline
発光外周のエントロピー
7 Spatial fractality
発光のフラクタル
8 Mean radius of isoline
発光の中心から発光外周への平均半径
9 Normalized RMS of isoline radius
発光外周の不規則性
10 Length of isoline
発光外周の長さ
11 Radius of the inscribed circle
内接円の半径
12 Inner noise percentage
内側のノイズ(百分率)

GDVの使用分野

 GDVは、病気の診断がきでるのかどうか、医療機器としての可能性についての御質問をされる方があります。GDVは、様々な病気、心電図や脳波などの他の生理測定機器との相関性は既に知られています。現代医学や生理学の範疇で扱う場合、病気との相関性はありましても、現在のところ、GDVだけで、その病気の有無の診断は不可能ですので、医療機器としての使用は難しいところがあります。

 GDVは、人体の生理学的意味合いからは関係性がありますが、GDVの使用分野は総じて、現代医学とは別の観点、クオリティ・オブ・ライフ (Quality of Life, QOL) という、生活の質や幸福度、心身の機能性、快適さなどに関連した分野での使用を前提にしております。これは、GDVの機器の特性と理論を基に、前提を定義づけています。

 多くの企業や大学の方とお話をする機会がございますが、クオリティ・オブ・ライフにおける評価方法、現代医学を補完する技術として求められているものとして、GDVは、非常に有効なケースがあります。

 クオリティ・オブ・ライフ の評価方法は、難しいケースが多くあります。これは、人の心や感性面に関係するところがあり、個人差が非常に大きいところがあります。また、快適さやリラックスという言葉を一言で言いましても、評価する方法は難しいことがあり、電図や脳波などの生理測定する機器の場合、身体に電極をつけること自体が生体へのストレスとなり、また測定時間が長くなることもストレスとなり、正しい評価が難しくなるケースがあります。GDVは、電極をつける準備などが必要もなく、短時間、簡単に測定することが可能で、 個人差の大きい心や感性に関して、比較的モニタリングがしやすいところがあります。現在、多くの企業が参入しています、医療分野とは異なる

 健康産業、ウエルネス分野などでは、商品開発からお客様へのサービスの提供の一環として、GDVは大きな可能性があると考えています。日本国内では、既存の生理測定機器との相関性、GDVの理論を考慮にいれ、GDVの独自性を活かした使用方法をご提案させていただいています。

 比較的大きな企業に導入される場合、研究部門から販売部門まで、一貫してGDVを導入されるケースが多くあります。開発研究段階における測定ツールとしても使用され、また販売店などの現場における、お客様への商品やサービスを提供する上での指標としての測定機器としても可能だということになります。

 参考ですが、GDVは、生物物理学の分野から見ますと、生物フォトンという、更に詳細な観点から検討することができますが、この研究は、医学や生理学の分野での実用は、まだ先の話となりますが、GDVの研究や実用の可能性において、重要な内容と考えております。

伝統医学

 GDVの解釈の方法の一つに、東洋医学やアーユルヴェーダの理論があります。これらの分野は、現代医学や生理学から見ると、理論が科学的かと言いますと、そうは言い難いところがあります。これらは、現象論や経験論から構築されているところもあり、現代科学から見ると、どちらかと言うと、哲学に近いところがあるのではないかと思います。
 私は、現代医学の有効性、重要性を、よく認めていますが、現代医学の補完として、また、私たちの生活の質の向上において、東洋医学やアーユルヴェーダなどの伝統医学を試し見る価値はあると考えます。
 伝統医学は、その診断や施術をおこなう人の技量に大きく依存するところがあり、現代医学に比べて、当たりはずれが大きいように見えます。何かの技術を習得する上で、個人差はありますが、その人の経験と考察の量に比例して、技量が向上するところがあると思います。これは、伝統医学においても同じだと思います。
 私自身、この経験や考察にかかる時間を、GDVの使用により、効率性を上げることで、短縮できるればと考えるところがあります。GDVは、数値化できるため、診断や施術の経験を客観的に考察していくことが可能になり、またデータとして多くの人が共有できるという点で、伝統医学の技術の向上性、技術の体系化に貢献できる可能性があります。

科学的姿勢の大切さ

 GDVを取り扱っていますと、多種多様の人や会社からの問い合わせや相談があります。内容は、科学的なものから未科学的なもの、中には、明らかに非科学的なものまで、ピンからキリまであります。
 明らかに盲信、思いこみの世界である非科学のものではなく、科学的に説明しきれないが、可能性があるものに、どのように取り組むかは重要なテーマだと思います。人は、主観的に物事を見たり、思いこみで物事を見がちなところがあります。そのため、問い合わせされてくるお客様の中でも、根拠もなく、自分の思いこみで、商品やサービスを作られてくる方もいらっしゃいます。
 私は、科学の長所は、自分自身や物事を相対化して見ることができるため、客観的に、 自分自身の立ち位置や状態を見ることができるところだと考えています。そのような意味で、科学的姿勢というのは、重要だと考えております。

放射能測定

 福島原発の問題を受けまして、取引先のお客様などから、放射線および放射能物質に関する御質問を多く受けます。弊社は、放射線に関する若干の知識がある程度で、専門ではありませんので、人の生命に関わる重要な内容ですので、日ごろ、お世話になっています放射線医学や放射線生物学の先生方に、ご意見、ご指導をいただき、それを提供するようにしております。

 先日、福島県の農作物が安全だというアピールで、農作物にガイガーカウンターを近づけている写真を、新聞で拝見しました。農作物に関する放射能汚染の度合いは、空間の放射線量を測るのとは異なるため、ガイガーカウンターでは検知ができないのではと思いながら拝見していました。

 日本国内もそうですが、海外の輸出業をされている方などは、特に有害な放射能汚染が ないことの証明を求められるため、いろいろと大変な現状にはあると思います。

 取引先や関係者の方々には、参考としまして、以下の内容を紹介させていただいています。厚生労働省が出しています「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」です。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r98520000015cfn.pdf

 必要な方は、ご参考いただけましたらと思います。

GDVソフト

 GDVは、GDV Captureというソフトを使用して、撮影をおこないます。その後、撮影された画像を、パラメータ(発光面積、発光強度、発光の形など)処理やセクター別の処理をおこなうことで、様々な目的と用途に応じた使用をすることができます。

 参考としまして、GDVの解析ソフトは、以下のものがあります。

▼セクター解析プログラム
GDV Energy Field
GDV Diagram
GDV Screening
GDV Chakra
GDV Atlas

▼パラメータプログラム
GDV Viewr
GDV Scientific Laboratry

▼解析プログラム
GDV Tolerance
GDV Qualification
GD.Veda-Fito

▼バイオフィードバックプログラム
BF Bioregulation

▼エキスパートプログラム
Interpretation for GDV Software

よくある問い合わせ

 GDVのよくある問い合わせとして、自社の商品やサービスの効果効能を測定したいという問い合わせがあります。
 企業にとっては、開発中の商品や現在取り扱っている商品が、人体にどのように影響を与えているかを確認することは、重要なことだと思います。
 大手企業の場合、たいてい、研究に部署をもたれるか、大学の研究室と提携されているので、自前で検証実験をおこなうことができます。ですので、GDVに関して求められる内容は、既存の機器とは別の側面から検証したい場合、または、お客様へのサービスの一環として導入されます。
 中小企業の場合、専門知識もなく、自社で検証実験をおこなうことが難しいことが多く、この検証実験にGDVを使用したいというケースが多くあります。
 人体への影響、また効果効能を評価することは、簡単ではなく、内容や目的に即した検証実験のモデルを組み立てる必要があります。
 GDVは、このモデルの中の一つの測定方法にしかすぎませんので、内容に応じて、他の生理測定方法を使用する必要があります。
 弊社では、お客様への提供する技術やサービスを可能な限り、有益にするために、大学の医学部や健康科学研究室などと提携しまして、内容に応じて、大学に委託できる体制をとっております。
 GDV自体は、予備実験のような形で、GDVで測定をしてみて、変化が見られるなら、本格的な検証実験に入る、実験モデルの中の一つの測定方法としてGDVを使用することができます。
 GDVは、いろいろな側面から見ることができるのですが、例えば心電図が専門の先生など、生理学を理解されている先生なら、大まかな内容はすぐに理解されます。GDV技術の細かい内容は抜きにして、既存の測定機器と同じ内容しかわからないとしましても、測定の利便性などにより、実験モデルの幅が広がる可能性があります。
 弊社では、問い合わせをいただくお客様から、よく内容をうかがった上で、より良い商品やサービス作りのお手伝いができましたらと、日々、心がけております。

水の磁気処理について

 水の磁気処理により、様々な水の変化が齎されることはよく言われます。その中でも、興味深い物の一つとして、「接触角の低下」があります。

接触角とは

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 接触角とは、図のθの部分を指します。

 2006年に学会誌「銅と銅合金(45巻1号 2006年)」に掲載された「りん脱酸銅の腐食への磁気処理水効果」という論文中には、水の磁気処理による効果について以下の記述があります。

磁気処理によって接触角が低下した水の中では、Cu^2+の溶出が劇的に抑制されることが分かった。

 これは換言すれば水の磁気処理により、銅の酸化が抑制される→銅の腐食を抑制することが出来るということになります。
 この論文の中の実験を行った信州大学、神戸製鋼所の方は銅の腐食を防止できるかどうかまでは確認されておられませんが、可能性として非常に興味深い内容を示唆されておられます。

 GDVによって水を計測する際、シリンジを用いて水を測定する手法がありますが、この場合は水の表面張力に大きく依存します。接触角の違いが齎すGDVパラメータの変化について、研究する余地は大いにあります。

*参考
新しい局面を迎えた界面の分子科学―機能デザインと計測技術の展開
編集 日本化学会

りん脱酸銅の腐食への磁気処理水効果
(学会誌 銅と銅合金  45巻1号 2006年)

自分の身体に「聞く」

 世の中には「食」に関する様々な健康法、食事療法があります。その中に、「マクロビオティック」「ナチュラルハイジーン」と呼ばれる食事療法があります。

 似て非なる食事療法ですが、共通点もいくつかあります。その共通点の一部として、「乳製品は控える」「肉は控える」が挙げられます。

 ナチュラルハイジーンに関して詳しい、「これで最後のダイエット」という書籍では、肉に関して以下の記述があり、なるほど、と感じた文章があったので引用してみます。

 アメリカでは、一般に、肉は最も理想的なタンパク源だと考えられています。その主な理由の一つは、動物タンパクは植物タンパクよりも、人間のからだにとてもよく似ているからです。これは、肉や魚を食べることに対する、非常にうまい主張ですが、その考えには大きな矛盾があります。タンパク質を取るために年間に三千三百万頭もの牛が使われています。それは非常にたくさんの量の肉です。体力(スタミナ)をつけるために!肉を食べる必要性の理由として、たいていこれがまず一番に挙げられます。「私たちはスタミナを維持していく必要があるから」と。
 ちょっとその点について、考えてみましょう。この地球上で一番強い動物は何だと思いますか。それはすぐれた強さと耐久力のために、何世紀にもわたって人間によって使われてきた動物たちでしょう。象、牛、馬、ラバ、ラクダ、水牛などです。彼らが食べている物は、木の葉や草、そして果物です。シルバーバック・ゴリラは、生物学的に人間と似ていますが、信じがたいほど強い動物です。大きさは人間の三倍ですが、強さは何と三十倍もあります。90キロの人をフリスビーのように通りの向こう側へ放り投げることさえできるのです。
 彼らは何を食べているのでしょうか?なんと、果物や植物なのです!

これで最後のダイエット 116~117ページから

肉を控え、果物の摂取量を増やす

 肉を絶つことが推奨されていますが、いきなりは難しいので、私はなるべく肉を控えることから始めました。その代わり、果物と野菜の量を格段に増やす生活を数週間送ってみました。身体がどう変わるのかを身をもって実験してみました。

 すると、強く実感したことは「味覚の変化」です。以前は嗜好品として好んで飲んでいた甘い炭酸飲料を欲しがらなくなりました。試しに、常飲していた某炭酸飲料を飲むと、甘すぎてとてもじゃないけど飲めない、という状態になっていました。
 いつも好んで飲んでいたものを「まずい」と感じることは少々寂しいものがありますが、その代わりに以前はあまり好きではなかった「グレープフルーツ」の美味しさに気付くことが出来ました。
 前者と後者では、身体に良いものは後者であることが間違いなく分かります。身体にいいものを「美味しい」と感じることは、少なくとも身体にとってはプラスに働いているのではないかと思います。

 様々ある食事療法の全てを妄信的に信じたり、反対に全面的に否定するのではなく、自分で理屈が納得でき、取り入れられそうな部分は取り入れ、積極的に自分の身体で実験し、より良い変化を感じることが出来るなら、自分にとってオーダーメイド食事療法になるのではないでしょうか。
 自分の身体は、自分が一番、よく分かっているはずなのです。

発光画像のタイプ分け

 以前、適用されていたGDV画像の発光のタイプ分けの事例を掲載します。発光は、年齢、環境、精神状態、健康状態などにより変化します。
 現在は、別の方法でタイプ分けされるようになったが、こちらのタイプ分けの方がイメージしやすいので、参考に掲載します。

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